『オレンジのあじがする』

It tastes like an orange!ワードプレス化に向けて奮闘中。イラストは練習中でござる



葛藤したり、しなかったり

このブログで、散々辞める辞めると叫んできている僕です。退職したいという気持ちはブレていません。きっかけがないだけで。

最初は、入社したてで起きる発作、五月病みたいな、を疑ってみたけど、やっぱりそうじゃない。給与の遅配、キャッシュフローが回らない、くだらない会議、周りのレベルの低さなど、いろんな事情が積み重なってることを考えると、ここは居場所ではないのだと感じる。また、過去の同じ部署のほぼ全員が1年以内で退職している。まるで、怖い話に出てくる、いわく付き物件のようである。

で、僕の思いとはウラハラに、職場では、いたく重宝されてます。というか、そういう風に言われることが多い。もちろん、お世辞だとしても。

よくよく見ると、確かに活躍する場面は多い。会社はパソコンができない人ほとんどという状況で、いろいろと直したり、構築したりすることが多い。ネットサービスはお手の物だから、社員のこうしたいを実現している。スピード感だって、フルスロットルだから、他の人より2倍早く成果を出す。以前のエントリで書いたけど、信者を操るコツみたいなことだから、正直余裕なのだ。だから、さっき上げた退職理由を除けば、この環境は僕にとっては、居心地が良い。いや、良すぎるくらいだ。まるで、梅雨時のカビのようなもんだ。

でも、この状況に甘えていていいのだろうか。もっと、ステップアップを図らなければならないと思う。もう、この会社から学ぶことは少ない。いつもは、チャラチャラして、半分詐欺師みたいだった前職の上司が、転職する僕に言った言葉。

「どんな会社に勤めても、苦しいと思える環境に身を置きなさい。」

これは、真っ当な意見だと、今になって思う。だから、時期はみるけど退職意思は変わらない。でも、退職するにあたり、要件を設定したいと思う。単なるきっかけ作りに他ならないんだけど、居心地のいい場所からテイクオフするには、こういうイグニッションが必要なのだ。退職までは、100%の力でやってみる。

あれほど嫌だった前の会社に初めて感謝をしながら、次のステップを考え始めている。