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『オレンジのあじがする』

It tastes like an orange!ワードプレス化に向けて奮闘中。イラストは練習中でござる



ブラック企業|恐怖の洗脳研修体験記2

前回のエントリーがすごいアクセスをもらったので、続編を書きたいと思います。世の中こんなにブラック企業が蔓延しているんでしょうかね。怖い怖い。今回も、僕が身を持ってブラック企業に入社して経験をしたことを書きたいと思います。まぁ、ブラック企業の定義はどうでもいいんだけど、実体験からのリアルな感想を書きます。

 

(前回までのエントリーはこちら)

【ブラック企業】恐怖の洗脳研修体験

うちの会社はこんなでした。ブラック企業の特徴

ブラック企業シリーズエントリまとめ

 

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【研修に行くまでの社内】

うちの会社は、正社員は全員参加が義務付けられていました。社内で、表向きは「素晴らしい研修」と言われていました。特に教祖である社長の前では、「早く研修に参加したい」「研修で成長できた」と言わなければなりません。そうしないと、大変な目に遭います。同期で、勇敢な奴がいて、「あんな研修行きたくない」と公言している奴がいたんだけど、初めのうちは社長も「研修に連れて行き、改革してやる!」と鼻息を荒くしていたんだけど、度が過ぎたらしくキレられて強制連行されていきました。

仲の良い同期は除き、社内では誰が本気で洗脳されているのか、洗脳されていないのかが判別できないため、迂闊に研修の悪口は言えませんでした。上司はたいてい感染しているので、口を滑らせないように注意しないといけませんでした。

 

【資金難!ボーナスもないのに、研修には湯水のように費用をかける】

ブラック企業特有というのでしょうか。うちの会社は売上が伸び悩んでいました。(まぁ、あんな研修してるから仕方ないと思うけど)同時に長期的な経営計画がないので、無駄なコストばかりかけていました。おかげで経営は火の車。給与の遅配もありました。そのおかげで会議では役員がサラ金で借金をするというような会話のぼるほど。

社長も給与はそんなにもらってなかったかと思いますが、家族の費用も含め、経費は山のように使ってましたから、同じですね。

で、そんな状況のなか、研修だけには、存分にお金をかけます。参加費だけでなく、毎月配布される経本みたいな小冊子や、内容の薄っぺらいビデオなどものすごいです。僕がこの研修セミナーを経営したくなるほど。(まぁしないけど)

 

【運命の分かれ道 一緒に参加するメンバーで研修の明暗を分ける】

はじめての研修は、社内で1人〜3人つづで分かれて参加します。僕が参加した時は、裏工作をして、仲の良い同期と行くことにしました。お陰で、研修中の愚痴を言い合ったりできます。もし、ひとりだったり、熱心なスタッフと行っていたら、愚痴も言えず面倒なことになっていたと思います。

 

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【研修内容 変なゲームで不安にさせられる】

研修の全体は、変なゲームで不安にさせられ、その後、成功のためのプロセスを伝授される。(まぁ、その成功のためのプロセスとは次回研修に参加するということ)

だから、完全に不安になった参加者は、藁をも掴む思いで、講師の言葉にすがるという魂胆なのです。また、研修に参加する人は、資金難の弱小企業の経営者や、仕事やプライベートで何らかの問題を抱えている人が多そうです。(まぁ、こんな研修で回復できたら誰も苦労しませんね。)

 

 

前回のエントリでも少し書きましたが、問題のゲームです。参加者を2チームに分けて、それぞれ別室に案内され、相手のチームに勝つにはどうしたらよいのかを議論し合います。熱心な参加者を中心に、相手のチームを「陥れる作戦」を考えます。しかし、ここがミソです。「陥れる作戦」を考えるように講師から仕向けられるのですが、議論は白熱していきます。

 

結果が出揃った時点で同室に再集合しますが、ここで講師がキレます。「お前らは相手を陥れるような下衆なことをしやがって」と。「こんなんだから仕事ができないんだ」などと罵声を浴びせられます。まさに台本通りです。ここで熱心な参加者は、ハッと気づきます。「俺はなんてことをしているんだ」と。完全にノックアウトされて涙をながす人もいます。文章で書くと意味がわからないと思いがちですが、その場の空気がそれを正当化してしまうという恐怖があります。

 

【涙を流す演技をする】

いずれにしても、僕の場合、この研修で得られることは全くありませんでした。はっきりってその時間、仕事をしたほうが売上を取れたと思います。しかし、得られたことがありますね。「嘘泣き」です。長いものに巻かれろ主義の僕としては、他の参加者とのカラミや、社長の前で「素晴らしい研修だった」と嘘をつく必要がありました。まったく、くだらん努力をしたもんだと今になっても不思議です。

くだらん会社などはとっとと辞めてしまって正解でした。自分の人生においてまったく必要がないですからね。

 

パート1はこちら

【ブラック企業】恐怖の洗脳研修体験記 - 『オレンジのあじがする』

就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情 (岩波ブックレット)

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