『オレンジのあじがする』

It tastes like an orange!ワードプレス化に向けて奮闘中。イラストは練習中でござる



【17歳の冬】カリフォルニアの太陽の下で〜アメリカホームステイ記2〜

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しばらくブログが空いてしまいましたね。何かといろいろありまして。さてさて、前回のエントリーで、途中だったアメリカホームステイ日記の完結編です。

 

(前回のエントリー)

【17歳の冬】これが旅のはじまり〜アメリカホームステイ記〜

 

成田を飛び立った飛行機は、12時間後ロサンゼルス国際空港(LAX)に到着しました。緊張して、イミグレーションを通過して、ついにアメリカに入国しました。ロサンゼルスの空港は、「ツインズ」とか「ダイハード」とか、アメリカ映画で出てくるあのシーンが広がっているではありませんか!文字にすると安っぽいんだけど、本当に感動しました。これは今でも忘れられない、僕が旅に駆り立てる要素になっています。

 

そんな感動の後、事件が発生しました。カークとは、LAXで落ち合う予定でした。僕は、出口でネームプレートを持ったカークが待っていると勝手に想像していたのですが、出口にはいませんでした。おや?外か?

あれ。。待てど暮らせど、カークが来ない!携帯番号聞いていたから、公衆電話から電話してみるけど、「電話に出んわ!」そんな冗談言ってる場合じゃない。ここで取り残されたらマズい。初めての海外だし、どうしたらいいのか分からない。。しかも、めっちゃガタイのいい空港警察が、警棒と拳銃チラつかせて歩いてるし。あぁ、きっとこのまま移民局に連れて行かれるんだ。。。

なんて、想像をしていたら、向こうからカークが手を振っているではありませんか!なんと、到着ゲートが変更になっていたそうです!申し訳ない。。

 

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無事合流出来て、そのまま車で、カークの自宅へ。途中、マックで朝ごはんを食べました。(特に、大きさとかは違わないと思いました)カークの家では、奥さんと息子2人と、猫のソートゥンが待っていてくれました。その日は、歓迎パーティを開いてくれました。

 

その次の日から、ホストファミリーは、いろいろな場所へ連れて行ってくれました。ユニバーサルスタジオハリウッド、トロリーパインズビーチ(カークが磯でコケた)、ショッピングモール(名前を忘れた)などなど。ほかはテレビを観たりしてました。テレビでは風雲たけし城が再放送されていて笑いました。テロ警戒情報のワイプとのミスマッチが変な感じでしたが。

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あと、忘れていた歯ブラシが欲しいと言ったら、スーパーに連れて行ってくれたのですが、そのスーパーがマジ巨大すぎでビビりました。これぞアメリカのスーパーなんだと興奮したのを覚えています。そこは実はコストコだったんですね。今では日本でもコストコなんて有名になりましたが、当時は知らなかったんですね。

結局、歯ブラシを50本も買うハメになりました(笑)

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感動したのがアイスホッケーでした。日本だとまだマイナースポーツだったりするのですが、アメリカではベースボールに次ぐ人気スポーツ。アイスホッケーは、1対1でのケンカならOKで、ガチ殴り合いしてました。まぁ、プロレスに近いのかな。

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さてさて、年またぎのタイミングで行ったので、街はお祭りのような賑やかさで溢れていて、カークの自宅では、親戚や友達をたくさん呼んでカウントダウンパーティが開催されました。アメリカのホームパーティは盛大で、巨大なケーキや、チキンとか。あと新年を迎えた瞬間にぶどうを食べる的な風習もあったり(年越しそば的な?)何もかもが新鮮でした。

 

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次の日からは、砂漠にある親戚の家に行くことになりました。詳しい場所は不明だけど、おそらくサンディエゴからアリゾナ方面に車で10時間くらいの場所だった気がする。地平線まで続く真っ直ぐな道で、道中には、ルート66にありそうなモーテルやバー立ち並ぶ小さな街、ウエスタンな雰囲気のある場所がありました。西部劇でお馴染みの草の輪っかが風で吹かれているのもありました。気分はまるで小説の「オンザロード」です。

 

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砂漠の家は、またまた巨大で、牧場が併設していたり。。そこで、手作りビーフジャーキーを頂いたのですが、これが絶品だったのを覚えています。未だにこの味には出会えていません。子どもたちとカートに乗ったりして遊びました。

 

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しかし、時が経つのは早く、いよいよ帰国する日が近づいてきました。最終日は、ファミリーだけの、ささやかなパーティを開いてくれました。もう本当に嬉しかったです。そして、みんなにお礼をして、カークの車で空港へ送ってもらいました。車では楽しかった日々のことを心に刻んでいました。

そして、カークと握手をして、僕はアメリカを出発。15時間後、僕は無事帰国しました。

振り返るとあっと言う間に過ぎていったホームステイでした。何もかもが新鮮で、知らない街を歩くトキメキ、旅先での出会い、映画のワンシーンが目の前に広がる感動。今でもこの経験は、僕の旅の原点で、旅に出る原動力になっています。今は、ネットで何もかも手に入れられるけど、この感動体験だけは、実際に行ってみて、やってみないと味わえない。これからもそれを大事にしていきたいと思う。

 

「オンザロードアゲイン 今すぐ旅に出よう。
いつもの歌 道連れに 大好きな旅に出よう。」

 

僕はまた旅に出る。新しい感動をもらいに。

 

On The Road Again

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