パリひとり珍道中〜オルセー美術館de感動
さてさて、すっかり間があいてしまいましたが、
パリ旅行の続きでございます。
2日目は、オルセー美術館と、セーヌ川沿いの散策へ行ってきました。
◆オルセーはやっぱりすごかった!
ホテルから30分ほど、RER(鉄道)に乗ると、ミュゼ・ドルセー駅(musee d'orsay)に到着!駅名から分かるように、オルセー美術館に直結してます。
ミュージアムパスという、パリ市内の美術館がフリーパスになる共通切符があるけど、
今日は、オルセー美術館だけって決めているから、オルセー専用切符を買うことにした。
▲切符を買う行列。10分くらい並びました。
金属探知機のセキュリティ検査を受けて、切符を買う。
そういえば、パリ市内では、エッフェル塔でも、ルーブル美術館でも、いたるところで、金属探知機の検査を受けた。日本人感覚だと、ちょっと物騒というか、やり過ぎと感じられた。テロに対して、たいへん警戒しているんだなぁ。
切符を買って、中に入ると、おお、素晴らしい!ってか広い!
もともとは駅舎を改造したようで、その様相が残っている。
ここでー、個人的絵画ベスト3を大発表!
◎蛇使いの女(アンリ・ルソー)
東京のオルセー展でも来ていたこの作品と思う。鑑賞としては、光のあたり具合に注目。そして、月は女性の裏側を照らしているのに、前方の草花が明るくなっており、なおかつ女性は暗くなっている。この光の加減が謎めいた雰囲気を出しているそうな。
なるほど、この正面の女性が怪しげな雰囲気を醸し出していますね。
◎星降る夜(ファンゴッホ)
ファンゴッホの絵画は、10点ほど展示してあった。中でも、この作品にとても惹かれました。モチーフは、セーヌ川の夜景を背景に、手前の若いカップルが描かれていて、
この女性は、ファンゴッホが愛した女性だと言われている。
ルノアールやモネといった印象派前期から、ファンゴッホ、ゴーギャンやポール・セザンヌなど、若手の画家が登場していた時期。
たしか、ファンゴッホは、この頃から少しずつ精神を病み始めており、アルルに移り住んだと言われている。
その後の作品として、「アルルの部屋」「オーヴェールの教会」なども展示されていた。よくみると、モチーフに対して、ゴッホ調というか、曲線美がよりきつく、強調されているように感じた。
◎青い睡蓮(モネ)
これはね、本当によかった。よく言われるように、モネは少し離れて鑑賞すると、
本当に水の美しさを描かれていた。
とくに、この「青い睡蓮」は美しかった。
この頃、モネはサロンで一定の評判を得ており、サロンで得た金を使って、
自分の思い通りの池を完成させたらしい。
もっと、「猫を抱く少女(ルノアール)」とか、「サント=ヴィクトワール山(ポール・セザンヌ)」、「落穂ひろい(ミレー)」など、名画がたくさんあった。
オルセーに展示されている印象派の絵画は、日本人感覚だと、教科書などで、馴染みが多いのではないだろうか。なので、とてもと満足感があった。
◆外は小雨が降りしきるように。
オルセーを出ると、外は小雨が降ってきていた。
仕方が無いので、売店で傘を買って、セーヌ川散策に出かけることに。
映画でみた風景が広がっていた。
まぁ、どこをとっても絵になる風景でしたね。
橋を渡り、杉並木をただ歩く。それで十分満足。
この日は、歩き疲れたので、早めにホテルに戻ることにした。