『オレンジのあじがする』

It tastes like an orange!ワードプレス化に向けて奮闘中。イラストは練習中でござる



老害の余計なお世話

 

◆僕は、会社をやめる決断をした。

僕が就職をしたのは、2年前の2010年。

在学中にほとんど就職活動をせずに、

仕事が決まらないのは、「リーマン・ショック」と周りに言っていた。

結局、卒業まで残すところあと、1ヶ月の時点で、やっと重い腰をあげた。

 

残された時間もなく、googleマップを見て、

予め作っておいたメールテンプレートを100社くらいに一気に送って、

就活をしていた。

 

なかなか決まらず、焦っている中、

ある企業から面接の連絡をもらった。面接の練習とか殆どしていなかったら、

超緊張して、しかも酒を飲んだ状態で、面接に行った。

 

面接と、簡単な事業計画のプレゼンテーションをした。

きれいなオフィスだったので、こんなところで働いてみたいなぁと思った。

 

 

 

後日、採用の連絡があった。嬉しかった。

それが、地獄への第一歩だったとは知らずに。

 

「採用:ウェブディレクター」

響きはめっちゃかっこいい。

しかも、一部上場企業のグループ企業だった。

(入社して初めて知ったww)

 

 

 

◆入社してからは、ほんとに大変な毎日だった。

 

全く仕事とか出来ないし、他の人は冷たいし。

派閥の抗争とかすごいし。もう精神的に参っていた。。

(詳しくは、改めて。)

 

「1000回怒られ・10000回むかついて・100000回辞めたいと思った。」

 

仲の良い同僚とかが、どんどんやめていく中、

「新卒3年」とかいう謎の言葉に苛まれ、退職をためらっていた。

 

ところが、ある事件をきっかけに、僕は退職する決断をした。

新卒3年とか、もうどうでもよくなった。

「いまやっているプロジェクトが終わったら、辞めよう。」

 

 

◆周りの人には辞める宣言をしていたのだが・・・

 

いろいろあって、プロジェクトの進行が遅れていた。

なかなか進まないプロジェクトにイライラしながら、僕の中で決めていた

退職予定日がどんどん過ぎていく。

 

そうしたら、信頼していた年配の社員に、

老「お前いつ辞めるの?」

俺「まだプロジェクトが終わってなくて。辞められないんです。」

老「他の人に引き継げばいいじゃん。お前お人好し過ぎるよ。」

 「ふざけんなよ、死ねよ。」

俺「・・・。」

 

普段優しいと思っていた人だけに、だいぶショックだった。

入社してから、ひと通りの「嫌なことセット」を経験していたけど、

これは堪えた。

 

たしかに、厳しい叱咤と捉えれば、それもできるけど、

この言い方は、人としてありえない。

ほんとに、最低だと思った。

 

この人は、プロジェクトに関わっているわけではないし、

それに近々別部署に異動になるから、俺の退職に関して、

まったくの利害関係がない第三者。

 

事情もろくに知らないくせに、偉そうに言いやがって、ムカつく。

僕は、最後までプロジェクトのディレクターとして、

責任を持ってやり遂げたいと思っている。

それなのに・・・。

 

たしかに、会社ではお人好し過ぎるフシもあったかもしれない。

それで嫌なことも、たくさんあったし。

ただ、会社員ってそういう部分も必要だし。もともと、こういう性格だから、

別にそれは仕方ないこととも思っている。

 

最後は、良い思いで辞めようと思っていたけど、

この不躾な発言で、最初から最後まで、ほんとうに嫌な会社だったと

今は思っている。

 

しばらく休養してから、次に進んでいきたいと思う。

 

いいひと。―For new natural life (1) (ビッグコミックス)

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